MUKU-DATA  天然秋田杉 四方柾柱 4m 120x120mm

あ~  いいものを見させていただいた。
四面柾挽きされた天然秋田杉の目細な柱材。
通常、割角(芯去り柱)といえば、対面柾、対面板目の木取り
源平(赤白)のもの、その上のクラスが赤身のみ
かつて新潟は芯持ち、芯去りを含め競って赤の柱を使ってた頃があって
吉野芯去り4.5寸角は大工さんの作業場へ良く配達したものです。
赤の柱に赤の鴨居・廻り縁・長押、貼天井(なぜか無垢天ではなくここは貼天)
敷居は柱の赤身に合わせて日本の桜が使えれば最高なんだけど、長尺の桜の敷居などなかなか無くて
南洋桜なんていって確かカポール?だったっけ?んなの使ったり、
後半はほぼピーラーだったのですがこれも柱の赤ってのが基本で色合わせの為に
どちらかというと赤身系の色合いのピーラーを使っていたといった具合。
新潟でも文化財になっている建物には時々四方柾を見かけたりはするけど・・
確か齋藤家別邸も目はこれほど詰まっていないけど四方柾だった記憶が。。
一度でいいから、これクラスの天杉四方柾柱、納めたかったなぁ・・・
柱だけ最高でも造作と作る和室センスがガタガタだと意味はないんだろうけど・・
まだ辛うじて何人かそういった事ができる現役の大工さんもいるから、
どなたかに作ってもらいたいなぁ・・
四方柾目を木取り製材すること、
自然が作り出した天然物に対して
最高の贅沢品を木取り造作するという
材木屋と大工のある意味自然に作られた木に対しての挑戦だったのかもしれないなぁ・・
柾挽きってのはそういった贅沢木取りですよね。
ある種今の一枚板や節があった方がいいっていう風潮とは
真逆な考えであった訳で。
柾挽きは板目を取るより3~4倍も大きな丸太が必要になる訳ですからね。

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